素朴な風合いのギャッベ

イランをはじめとする中央アジアの遊牧民たちが生活必需品として作りだした手織りの絨毯がギャッベ/gabbeh(ギャベとも呼びます)です。ギャッベ/gabbehとは、ペルシャ語で目が粗くて毛足が長い絨毯を意味します。ですので、伝統的なペルシャ絨毯が、その繊細な美しさとその芸術性が評価される今日において、ギャッベは、分厚く、民族柄が特徴という相反する絨毯です。
しかしながら、近年、ヨーロッパ人が、遊牧民族が、そのギャッベを砂の上にしいてベッド代わりにしたりして使っている姿を見て、「こんなにフカフカで素朴な絨毯は、めずらしい」とドイツなどヨーロッパに流行らせました。
価格もリーズナブルで最近は、日本でもエコ思考もあり、大変人気となりました。
また、ヨーロッパで人気となったギャッベは、今度は、こんなデザインで織ってほしいとデザインの指示もあり、最近では、おしゃれなデザインのギャッベが増えたことも人気に火をつけたのだと思います。
ギャッベ/gabbehは、遊牧民族が織りなす素朴な風合いが魅力的
自家用とし織られてきたギャッベ/gabbehは、家を守る女性たちが、楽しみながら好きな模様をデザインするため、一点物であり、その素朴さが魅力でもあります。
ですので、模様には、家族の日常が織られたりしています。子供の姿を織り込んだり、自分が飼っている犬を織り込んだり、身近なものをモチーフに織られているのもこのギャッベの魅力の一つです。